京屋仏壇店■明石・神戸で仏壇・仏具をお求めならおまかせください|基礎知識・豆知識

基礎知識

名宗派(在家)

浄土真宗本願寺派(西)

・本尊  阿弥陀如来像 (頭光と身光あり)
・脇待  向って右に「帰命尽十方無碍光如来」の十字名号。もしくは親鸞聖人像
      向って左に「南無不可思議光如来」の九字名号。もしくは蓮如上人像
・唱名  南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)        
・経典  「正信念仏偈」「和讃」「御文章」など

浄土真宗大谷派(東)

・本尊  阿弥陀如来像 (頭光のみ)
・脇待  向って右に「帰命尽十方無碍光如来」の十字名号。もしくは親鸞聖人像
      向って左に「南無不可思議光如来」の九字名号。もしくは蓮如上人像
・唱名  南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)        
・経典  「正信念仏偈」「和讃」「御文」など

真言宗

・本尊  大日如来
・脇待  向って右に弘法大師
      向って左に不動明王
・唱名  南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)    
・経典  「般若心経」「光明真言」など

浄土宗

・本尊  阿弥陀如来像 (舟形光背)
・脇待  向って右に善導大師
      向って左に法然上人
・唱名  南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)        
・経典  「四誓偈」「真身観文」「阿弥陀経」など 

天台宗

・本尊  在家の場合、坐釈迦もしくは坐弥陀が基本。観音菩薩、不動明王でもよい
・脇待  向って右に天台大師
      向って左に伝教大師
・唱名  南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)        
・経典  「般若心経」「法華経」など

臨済宗

・本尊  釈迦如来像
・脇待  宗派によって若干違います。各派共通のものとして、向って右に達磨大師
      向って左に各派の開祖、もしくは観音菩薩
     ・妙心寺派の場合…向って右に開山無相大師、左に花園法皇
・唱名  南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)      
・経典  「般若心経」「観音経」など

曹洞宗

・本尊  釈迦如来像
・脇待  向って右に承陽大師(道元)
      向って左に常済大師
・唱名  南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)      
・経典  「般若心経」「観音経」など

黄檗宗(おうばくしゅう)

・本尊  釈迦如来像
・脇待  向って右に達磨大師
      向って左に隠元禅師
・唱名  南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)      
・経典  「般若心経」「観音経」など

日蓮宗

・本尊  大曼荼羅 もしくは日蓮聖人像
・脇待  向って右に鬼子母神 (祀らない場合もあります)
      向って左に大黒天  (祀らない場合もあります)
・題目  南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)     
・経典  「法華経」など

銘木

image

縞黒壇(しまこくたん)
お仏壇では広く一般的に黒壇と称されるインドネシア産の第一級の銘木です。
極めて硬質で耐久性が強く、菌や昆虫に冒されにくい上に乾燥性が良いという
点から唐木の代表格として高く評価されています。シックで落ち着いた色調で
美しい木目が特徴です。

本紫檀(ほんしたん)
黒壇と同格の銘木です。タイ・ベトナムなどが原産地。緻密な木肌に渋みが
加わり、紫檀の製品はとても深い味わいが出てきます。硬い木質に加え、その
色調は気品があり高級楽器や家具、さらに床柱などに使われております。
お仏壇には欠く事の出来ない材といえるでしょう。

鉄刀木(タガヤサン)
アフリカ原産地。木目は比較的大きいのが特徴です。原木は黒い為、薬品で
色抜きして明るい色調に仕上げます。仏壇に仕上がると個性に満ちた色調と
木目が合いまって格調ある逸品となります。

シャム柿(黒柿)
原産地はメキシコ。柿の木科で淡灰白色で黒色の縞目があります。我が国でも
東方地方などから相当量の産出がありましたが、良材の減少と共に輸入材に
頼るようになりました。貴重な素材としてさまざまな高級品に使われる銘木で
あります。

image

ウォールナット
北欧が原産地。木質は丈夫で耐久性に優れ、昨今では家具調仏壇に多く使用
されています。色調はやわらかく、落ち着いた気品があります。
素晴らしい木目で弟一級の銘木として広く使われています。

セプター
東南アジア原産地。この材は比較的、狂いが少ない貴重な素材です。
仏壇では狂いの少ない良材として黒壇や紫壇を練り付ける芯材として重要視
される逸材です。

欅(けやき)
けやきの木にまつわる民話は数知れぬほど日本人に親しみ愛されて来た純和木
です。木目の美しさは世界屈指の銘木で、その上重硬で耐久性に優れ、寺院や
神社の建築材としても多く使用されています。欅の持つ気品は高級指物や仏壇
にいかんなく発揮され名品となります。

槐(えんじゅ)
槐はマメ科で落葉高木です。原産は中国ですが、北海道にも豊富に成育して
います。古来より日本建築の床柱や玄関の上がりカマチ等に魔除けとして使われ
ています。仏壇においてもこの魔除けの意が重視されるのと、木質が硬質で、
しかも緻密さがその風格及び気品に満ちていると好まれ、高級仏壇に使用されて
いる第一級の樹木です。

お盆とお彼岸

お盆

お盆は各地方、宗派によって様々なしきたりや習慣があります。
一般的に8月13日から16日までの四日間行われます。お仏壇や仏具をきれいに磨き、夏用の打敷をかけるとよいでしょう。このお盆までにお仏壇を新しくされる方も多いです。
13日の夕方にご先祖様の迎え火として門前で苧殻(おがら)を焚きます。初盆の場合は、軒下に無地の白い提灯(ちょうちん)を下げて、新仏様をお迎えいたします。

家のなかでは精霊棚を設けて果物やだんご、お膳などをお供えし、お仏壇の脇に置き提灯(ちょうちん)を飾ります。(丁寧にされる場合は一対) このときナスやキュウリに苧殻を突き立て、牛や馬にみたててお供えします。 先祖の霊が少しでも早く帰ってきて欲しいとの願いからキュウリ馬。
ゆっくり戻って欲しいという願いからナス牛。それぞれに思いが込められています。

お盆の期間中、お経を上げて頂いたご住職さまには《お布施》と上書きした不祝儀袋か半紙で謝礼を包みます。遠方より来て頂いた場合は《お車料》、昼時と重なれば昼食を召しあがって頂くか《お膳料》を包む。
16日にはまた送り火として苧殻(おがら)を焚き、ご先祖の霊が無事にあの世へ着くよう願いながらお送りします。精霊棚のお供えは蓮の葉に包んだり、流し舟にのせて精霊流しの行事を行います。

お彼岸

一般にお彼岸は、春分の日と秋分の日を中日として、その前後三日にわたる七日間をいいます。
お墓参りに出掛け、お仏壇や仏具をきれいに磨いて彼岸だんごやおはぎを供えます。
丁寧にご先祖様を供養するため仏具をきちんと揃え、打敷をかけるとよいでしょう。

略しますが本来、彼岸とは悟りの世界のことであり、そこに渡ることを目的とする仏教的な意味があります。

春彼岸の頃は、万物千草の芽生える時、冬の寒さに耐え自然のあらゆる生命が若々しく萌えあがる季節です。小さな土筆(つくし)が顔を出すなどを見る時、自然を讃え、生物を慈しむ思いが生まれるのも春ならではのことでありましょう。秋の彼岸の頃は、自然の恵みを受け米や柿などさまざまな実の収穫の時。
私達もこの大自然の法則や摂理の中に生かされている。決して自分本位で生きているのではない事を知り感謝の念を深める事に気付くよう、春と秋のお彼岸は教示しているのです。

豆知識

仏壇仏具の現状

今やお仏壇もネットショップでも見かけるようになりました。
しかし、お客さまにとって仏壇仏具とはまだ触れる機会も少なく、商品に対する知識があまりないのが実情ではないでしょうか。

葬儀のあと流れるようにお仏壇を勧められて即断するのも考えものです。
多少時間を置き、少し冷静になって、いろいろと修理もできる専門店を回られるのがベストです。
ほぼ一生に一度の高価な買い物です。値引きにつられて決めるものではありません。

お仏壇は電化製品のような均一な商品とは違います。
それが本当に「適正」な買い物になるのか皆様の少しでもお役にたてるよう豆知識として順次ご案内致します。
まず定価の9割引きや卸値で販売などのセールスは当然ながら注意が必要です。
なかには出所すら不明の大量生産・大量販売を目的とする海外製品があります。
そういったお仏壇の「定価」などとても信用のおけるものではありません。
あと意外と思われるかもしれませんが、仏具の説明や修繕の対応などのアフター
フォローは絶対重要であることを覚えておいてください。
木製でない(紫檀色とか明記されるものに多い)圧縮ボードが主材のお仏壇などは
安価ではありますが、衝撃とくに水には弱く、修復再生できない場合があります。
長年の使用のことを考えれば、少し頭に入れておいた方がよいでしょう。
「仏具付き」に関してもさまざまな違いがあります。おりんの台、ひとつとってもプラスチック製品と木製品では10倍くらいの価格差があります。せっかく高価なお仏壇でも仏具が貧弱であれば台無しになってしまいます。やはりそのお仏壇に見合った仏具が理想です。
お客様に心から満足して頂くため、京屋では出来る限りのサービスで対応させて頂いています。
・本尊  大曼荼羅 もしくは日蓮聖人像
・脇待  向って右に鬼子母神 (祀らない場合もあります)
      向って左に大黒天  (祀らない場合もあります)
・題目  南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)     
・経典  「法華経」など

京屋のこだわり◆お位牌

image

●当店を代表する仏具[位牌]
全国よりご好評頂いています京屋のお位牌。
手間を惜しまない仕上げが最高の輝きを生みます。
・文字を彫刻する札板にキズ、塗りムラ、歪みがないか職人の厳しい目で一本
 一本選別していきます。
・彫刻後、文字に本金箔を入れる作業になります。この本金箔により文字が
 素晴らしく光輝き、大切なご先祖様の戒名を浮かびあがらせます。
 京屋ではこの工程に丸一日かけます。すべてが手作業で、
 確実に金を入れるため何度も何度も状態を見ながら箔を押していきます。
・磨き作業に入ります。
 余分な金を取り除きながら、黒塗りの部分をより一層光沢をもたせるため独自の
 技術で研きあげます。
・組み立て作業です。
 まず正面から。まっすぐ歪んでないか確認し、続いて側面からも確認していき
 ます。木製品ですので、最初から完璧なケースは案外まれです。ここはじっくり
 時間をかけて職人が仕上げます。
 
 直接手を合わせてお参りする大切なお位牌です。
 歪みなく、まっすぐなお位牌をおまつりしたいものです。
 
 尚、お仏壇をお買い上げ頂きました場合は
 実際にお位牌を入れて確認作業を行っています。
・最終調整
 まずはお位牌本体にグラつき(ガタガタする等)がないか確かめます。つづいて
 全体をもう一度丁寧に磨きあげます。この段階ですでにもう最高の状態に
 仕上げてますので、お客さまの方で特にお掃除をする必要はありません。
 
 むしろ布等で拭かれますと金箔をはがしてしまったり、黒塗りの部分にうすく
 キズが入ってしまう場合があります。非常に繊細な仏具ですのでご注意くだ
 さい。もし万一そのようになってしまった場合は、それ以上拭かず擦らず、
 お店の方にお持ちになってください。
 基本的にお位牌のお掃除は小さめの毛ハタキでほこりをとる程度で十分
 です。
・梱包
 お包みするまえに最後にもう一度、文字に間違いがないか確認します。
 そしてお位牌に衝撃がないよう丁寧に梱包しまして以上となります。

●お位牌の種類とサイズはこちらでご確認ください。

©  京屋仏壇店

PAGETOP